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【労働経済ニュース】 京都市の元臨時職員がセクハラで提訴

 京都市の臨時職員だった30代の女性が勤務当時、男性上司からセクハラを受けたとして、同市を相手取り慰謝料など計約360万円を求めて5月21日、京都地裁に提訴しました。

 訴状によりますと、女性は平成26年6月〜27年1月の契約で、区役所の臨時職員として採用されました。26年7月ごろから、男性上司のセクハラが度重なり「女盛りやな。年齢的にも身体的にも」などと言われたほか、体を密着されるなどしたといいます。女性は自律神経失調症を発症して仕事を続けるのが困難となり、9月末に退職しました。

 女性は同月、市に被害を相談し27年4月、セクハラ行為を認定しましたが、男性上司への処分は書面での注意のみにとどまったようです。

現在も同じ部署で勤務しています。市は「訴状の内容を確認した上で対応したい」としています。