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【労働法ニュース】 「学生ブラックバイト」7割が経験 実態公表

 大学教授や弁護士、NPOなどでつくる「ブラック企業対策プロジェクト」は4月28日、過酷な長時間労働などを強いられる大学生の「ブラックバイト」に関するアンケート調査の結果を報告しました。

 調査は、昨年7月、全国の27大学に通う学生を対象に行われ、約4700人から回収しました。アルバイト経験がある3593人のうち、職場で「不当な扱いを受けた」と答えた学生は7割弱に達しました。具体的には、「希望しないシフトに入れられた(21%)」「労働条件を書面で交付してもらえなかった(19%)」など職場の管理が行き届いていない傾向が強かったということです。

 こうした学生の約半数、全体の3割ほどは誰にも相談しておらず、友人や家族に相談した人でも労働基準監督署や労働組合、弁護士に相談したケースはほとんどありませんでした。