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【人事労務ニュース】 平成24年度の国民年金保険料は月額14,980円に

 国民年金の第1号被保険者が負担する国民年金保険料(以下、「保険料」という)は、平成16年の法改正により、物価変動率等を勘案した保険料改定率を乗じ、毎年改定されることとなりました。その結果、平成24年度からの保険料は月額14,980円となり、昨年度より40円引き下げられました。これは、2年連続の減額です。

 この保険料については納付率の低下が社会問題となっており、納付率を高めるために前納や口座振替などの制度が設けられています。こうした仕組みを利用した場合の保険料は下表のとおりです。

納付方法別の保険料
 月々現金支払前納
現金支払
(割引額)
口座振替
(割引額)
1ヶ月分14,980円14,930円
(▲50円)
6ヶ月分89,880円89,150円
(▲730円)
88,860円
(▲1,020円)
1年分179,760円176,570円
(▲3,190円)
175,990円
(▲3,770円)

 口座振替で保険料を前納するためには、預金口座のある金融機関の窓口や最寄りの年金事務所で別途手続きを行う必要があります。また、現金で前納する場合には、平成24年4月1日から5月1日までに金融機関やコンビニの窓口で支払う必要があり、前納用の納付書は4月上旬に郵送される納付案内書に綴られています。なお、現金での前納は、任意の月分から年度末までの分においても可能です。この場合には、専用の納付書が必要になるため、最寄りの年金事務所へ問い合わせが必要となります。

 年金の未納期間が生じることで、将来の老齢年金が満額受給できないケースなどが発生することから、前納や口座振替を利用し、保険料の納付漏れがないようにしましょう。

■参考リンク
日本年金機構「国民年金前納割引制度」
http://www.nenkin.go.jp/zenno/index.html

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

 
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。