【トピックス】 労災認定のワタミ過労自殺、遺族が1億5,000万円求め提訴
大手居酒屋チェーン「ワタミフードサービス」の正社員だった20代の女性新入社員が自殺し、労災認定された問題で、遺族がワタミの創業者で参議院議員の渡邉美樹氏ら会社側を相手取り、損害賠償を求め提訴しました。
2008年にワタミフードサービスに入社した女性は、神奈川県横須賀市にある「和民」の店舗に配属されましたが、連日の深夜勤務により、休日は2か月に4日しかない状態で、月に140時間以上の時間外労働の末、2か月後にマンションから飛び降り自殺しました。昨年2月、過労により自殺に追い込まれたとして労災認定を受けていました。
原告の遺族は、女性が過労自殺したのは、会社と経営陣が労働者の安全配慮義務を怠ったためなどとして、9日、創業者で参議院議員の渡邉氏ら会社側に「懲罰的慰謝料」を含む約1億5,000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。