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【医療福祉ニュース】 平成24年度診療報酬改定の結果検証特別調査、報告案まとまる

 厚生労働省の中医協 診療報酬改定結果検証部会は、6月25日の会合で、「平成24年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」の平成25年度調査の結果報告案をまとめました。

 平成25年度調査においては、平成24年3月28日に策定された特別調査10項目のうち、以下の5項目について調査が行われています。

  1. 病院勤務医の負担軽減及び処遇の改善についての状況調査
  2. 歯科医師等による周術期等の口腔機能の管理に係る評価についての影響調査
  3. 後発医薬品の使用状況調査
  4. 慢性期精神入院医療や地域の精神医療、若年認知症を含む認知症に係る医療の状況調査
  5. 維持期リハビリテーション及び廃用症候群に対する脳血管疾患等リハビリテーションなど疾患別リハビリテーションに関する実施状況調査

 うち、医療保険財政の改善に大きく貢献するものとして国が呼びかけている「後発医薬品の使用」については、医師が患者に積極的に働きかけない理由として「しつこい・くどいと感じている雰囲気があるため」と71.1%が回答しました。また、薬剤師が積極的に後発医薬品を調剤しない理由として「後発医薬品の品質に疑問がある」が最も多い等、国やメーカー等による品質に対する信頼性の確保等、後発医薬品の使用についての社会全体への丁寧な説明を続ける必要性、重要性が明確化された結果となっています。


 上記5項目についての詳細の報告は、以下のサイトでご覧いただけます。

厚生労働省「中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第40回)議事次第」