【医療福祉ニュース】 医療費・保険料の地域差分析
厚生労働省は8月26日、平成24年度の「医療費の地域差分析」の結果を公表しました。
これは、地域の1人当たりの医療費を分析したもので、毎年発表されています(平成20年度までは「医療費マップ」)。
全国を1とした場合に各都道府県の状況はどうであるのかを、数値化しています。平成24年度の結果の概要は以下の通りです。
(1)市町村国民健康保険
地域差指数の診療種別計の最高値は佐賀県の1.182、最低値は茨城県の0.896。
診療種別では入院の寄与度が比較的大きく、年齢別では60歳以上の寄与度が比較的大きくなっています。
地域差指数の高い都道府県では、入院の受診率寄与度が大きく、1日当たり医療費の寄与度はおおむねマイナス、1件当たり日数の寄与度はおおむねプラスとなっています。
入院地域差指数を疾病分類別寄与度でみると、「精神及び行動の障害」の寄与度が大きくなっています。
(2)後期高齢者医療制度
地域差指数の診療別計の最高値は福岡県で1.243、最低値は新潟県の0.811。
診療別では入院の寄与度が比較的大きく、年齢別では75歳以上89歳以下の寄与度が比較的大きくなっています。
地域差数の高い都道府県では、入院の受診率寄与度が大きく、1日当たり医療費の寄与度はおおむねマイナスで、1件当たり日数の寄与度はおおむねプラスとなっており、上記?と同じような結果となりました。
入院地域差指数を疾病分類別寄与度でみると、「循環器系の疾患」の寄与度が大きくなっています。
統計の詳細は、以下のサイトでご覧いただけます。
厚労省「医療費の地域差分析」