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【労働経済】 労政審 今後の産業医・産業保健機能の強化について厚生労働大臣に建議

 厚生労働大臣の諮問機関である労働政策審議会は、今月6日、「第105回労働政策審議会安全衛生分科会」を開催し、働き方改革実行計画を踏まえた今後の産業医・産業保健機能の強化について、厚生労働大臣に対し、建議を行いました。その資料が公表されています。

 これは、今年3月に決定した「働き方改革実行計画」を踏まえて、今年4月から、同審議会の安全衛生分科会において審議を重ねてきた結果を報告するものです。

 この審議は、
・治療と仕事の両立支援に当たっての産業医の役割の重要性に鑑み、治療と仕事の両立支援に係る産業医の能力向上や相談支援機能の強化など産業医・産業保健機能の強化を図る。
・過重な長時間労働やメンタル不調などにより過労死等のリスクが高い状況にある労働者を見逃さないため、産業医による面接指導や健康相談等が確実に実施されるようにし、企業における労働者の健康管理を強化する。
・産業医の独立性や中立性を高めるなど産業医の在り方を見直し、産業医等が医学専門的な立場から働く方一人ひとりの健康確保のためにより一層効果的な活動を行いやすい環境を整備する。
 といったことを実現させ、その結果、働く人々が健康の不安なく、働くモチベーションを高め、最大限に能力を向上・発揮することを促進することを目指して行われているものです。

 法令の整備なども、働き方改革と一体的に進めらていくことになりそうです。今後の動向に注目です。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<【資料】働き方改革実行計画を踏まえた今後の産業医・産業保健機能の強化について(建議)>
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000167146.pdf