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【その他】 ジョブ型正社員(多様な正社員)について公開ディスカッション(規制改革推進会議)

政府の規制改革推進会議は、今月13日、「ジョブ型正社員の雇用ルールの確立」というテーマで公開ディスカッションを行いました。

 

公開ディスカッションの趣旨は、規制改革として特に重要なものについて、公開の場で議論を行い、消費者や利用者の目線で改革の方向性を見出していくというものです。

 

その際、厚生労働省、経団連、連合などから、それぞれ資料が提出されました。

ジョブ型正社員とは、多様な正社員とか、限定正社員ともよばれるものです。

一般的に、契約期間は無期ですが、職務、勤務地又は労働時間などを限定した正社員の区分を言います。

 

「いわゆる正社員」と「非正規雇用の労働者」の働き方の二極化を緩和し、労働者一人ひとりのワーク・ライフ・バランスと、企業による優秀な人材の確保や定着の実現のために普及が進められています。

 

厚生労働省では、既に、多様な正社員について、モデル就業規則の公表など、制度導入に向け、積極的な取組みを行っています。

 

経団連も、育児や介護、健康面等の制約を抱えるなど、既存の正社員と同等の働き方を望まない社員にとって有益であるなどとし、企業労使の自主的な取り組みを尊重しつつ、多様な正社員制度の活用を促しています。

 

いずれも、無期転換ルールにより無期転換する社員の受け皿として考えているようです。

 

なお、連合は、いわゆるジョブ型正社員は、既に個別労使が話し合い、自社の実態に即して導入しているので、政府が画一的なルールを設け、制度導入の後押しすることは必要ないのではないかというスタンスのようです。

 

今後、政労使が一体となって、議論が進められることになりそうです。今後の動向に注目です。

 

詳しくは、こちらをご覧ください。