【労働経済ニュース】 就活繰り下げ企業9割が大学3年3月解禁 依然として学業に支障
文部科学省の調査によると、現在の大学3年生の就職活動について、9割の企業が就職・採用活動の開始時期を繰り下げる方針であることがわかりました。大学側への調査では、繰り下げ後でも授業の欠席などで支障が生じるとの回答が6割にのぼりました。
現4年生は大学3年の12月に会社説明会などが解禁されていました。2016年卒業予定の学生から、解禁時期を3年生の3月に、選考開始を4年生の8月に見直す新ルールを決め、企業に協力を求めています。
調査には全国1230社が回答しました。採用を行う予定の1092社中94.4%が解禁時期変更について「準備が完了した」「これから取り組む」と答えたようです。広報、選考の方法や時期の変更が大半です。
一方、採用の参考にしている企業も多いとされるインターンシップについては3分の2が例年通りの時期に行うと回答しています。