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【医療福祉ニュース】 歯科医療、介護施設への訪問診療や在宅医療の伸びが顕著

 厚生労働省の歯科医師の資質向上等に関する検討会、歯科医師の需給問題に関するワーキンググループの初会合が、2月24日に開催されました。

 今回の会合では、歯科医師の需給の現状と課題の洗い出しを行い、以下の点等が指摘されました。


 ・平成24年末での歯科医師数総数は102,551人で増加中であり、近年は若年層において女性歯科医師数が増加している。

 ・歯科医師の勤務先は、診療所開設者が約6割程度。

 ・小児の虫歯の本数や有病率は経年的に減少。また、20歯以上有する者の割合も調査ごとに増加し、高齢者の歯周病罹患率が増加。

 ・歯科診療所の受診患者の3人に1人が65歳以上。

 ・訪問歯科診療実施件数の調査ごとに増加し、特に介護保険施設における増加が顕著。

 ・診療行為別に見た1件あたりの点数の構成割合は、「歯冠修復及び欠損補綴」が減少。75歳以上の高齢者で「在宅医療」の伸びが顕著。



 以下のサイトで、状況をまとめた資料、これまでの取組、日本歯科医師会の見解等、同会合で配布された詳しい資料がご覧いただけます。

厚労省「歯科医師の資質向上等に関する検討会 歯科医師の需給問題に関するワーキンググループ(第1回)」