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【労働法】 留学生に不法就労 人気ラーメンチェーンを書類送検

 「人気ラーメンチェーンが外国人留学生を不法就労させたとして、大阪府警が、平成30年3月6日、同社の社長、労務担当社員、店長らと、法人としての同社を、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで書類送検した」といった報道がありました。
 送検容疑は、ベトナム人と中国人の留学生計10人を、「留学」の在留資格で認められている法定の週28時間を超えて働かせた疑い。
 
 また、社長は、留学生12人の氏名などをハローワークに届け出なかったとする雇用対策法違反容疑でも書類送検されたとのことです。
 
 社長らは、いずれも容疑を認めているということです。
 同社では、留学生の勤務が週28時間を超えると、労務担当社員が店側にメールで注意していたそうですが、改善されなかったということです。
 現場からすれば”人手不足でやむを得ず”といったところかもしれませんが、ルールを守らないと書類送検されてしまうということですね。

 留学生の就労制限(週28時間以下)など、外国人の雇用のルールについて、こちらをご覧ください
<外国人雇用に関するQ&A(東京労働局)>
≫ http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/riyousha_mokuteki_menu/jigyounushi/13-01-19-4_test.html
※「週28時間以下」のルールのことは、Q4で取り上げられています。
※「外国人雇用の届出」のことは、Q6で取り上げられています。